藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

最高の伴侶。

近い将来、多分AIが自分のことを「一番知っている」存在になる。(信用情報など、すでに今でもそうなっている)
そうすると膨大な統計を使って「本来、自分がどうあるべきか」ということについてアドバイスもできるはずだ。

「あなたは営業職には向いていません」とか。
「あなたはファイナンスの知識に不足があります」とか。
もっと
「これからは"今の仕事と老後の生活"について考えてください」とか
「このままのメンタリティでは転職しても失敗しますよ」とか。
自分のことを一番知って、アドバイスしてくれるだろう。

AIは自分を究極的に「客体化」する役割がありそうだ。
誰よりも冷静に「自分の価値」を数値化し、ビッグデータをもとに「その行方を予測」する。
占い師ならまだしも「そろそろ潮時じゃない?」とか
「わかりました。明日から生活時間を朝方にします」とか。
よほど「統計的なアドバイザー」としての役割は増えそうだ。

「AI支配論」がどうかなのかは重要だが、ともかく自分たちの個人レベルの「人生アドバイス」については十分AIに訊いてみる価値があるのではないだろうか。
人間が、本当の創造性とか、それ以上のイノベーションとかを発揮するのは、AIを使いこなしたそのあとだろう。

まずは恐れず、技術を信じて我が身を委ねる。

自分も全く気づかなかった"自分"を機械は教えてくれるのではないだろうか。