藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

インドから学ぶ。

政治について、長年見てきてはいるもののどうにもすっきりしない。
「二大政党制」が最高の仕組みだ、と聞いても理屈はわかるけれど、現実はどうにもお粗末だ。

モディ氏続投の可能性ももちろん排除できない。
巧みな戦術で精力的に選挙運動を繰り広げるモディ氏は、演説の能力とソーシャルメディアの活用で知られる。
形勢の悪化を意識して、浮動層の支持を取り込むための新たな施しも打ち出している。
モディ政権は最近、公務員採用と大学入学に、宗教的少数派と上位カースト貧困層を対象とする1割の優先枠を設けると発表した。
2月1日に発表される政権任期末までの暫定予算で、農家の支援策も打ち出される見通しだ。
その一方でモディ政権の閣僚は、首相続投が実現しなかった場合の「混乱」に警鐘を鳴らし始めている。

なんだか政治の本質を見せられたような。
族議員とか、票田とかが「当たり前」のように表現されているけれど。
「それ」が本来の政治を歪める元凶なのじゃないのか?と言いたい。

富裕層が、経済界が、労組が、業界が、高齢者が、子育て世帯が、若者が。
そんな票読を元にするから「本筋の政策」が曇ってしまう。
ずっとそんな疑問があった。

突飛でもなく。
ご機嫌取りでもなく。
本当に「国が幸せになっていく」ことを提案できる政治家を立てる時代になっていると思う。
「昭和・平成の論理」を捨てて全く新しい価値観の時代が始まるのじゃないだろうか。
平成は「そんなため」にあったのに違いない。

インド総選挙が混戦模様に、モディ与党急失速で
つい最近まで、インドのモディ首相は2019年春の総選挙(下院選)で楽勝するとみられていた。無類の政治的カリスマ性を持ち、首相就任からほぼ5年を経ても清廉なイメージに傷がつかないモディ氏の下、与党のインド人民党(BJP)は分裂した弱体の野党を蹴散らして政権2期目を迎えそうだった。

1月、ガンディナガルでの会議で演説するモディ首相=ロイター
ほんの数週間で、こうも状況が変わるものなのか。18年12月、BJPの牙城だった3州の議会選で野党の国民会議派が勝利を収め、モディ氏の首相再選は当然という空気は消えた。インド国民は今、最後まで行方がわからず、様々な予測が飛び交うスリリングな政治劇を迎えようとしている。政治学者のミラン・バイシュナフ氏が言うように、モディ氏の再選は「お遊びから争い」へと変わったのだ。
モディ氏は14年総選挙でBJPを圧勝に導いた。BJPは定数543の下院で282議席を占め、30年以上途絶えていた単独過半数獲得を成し遂げた。これだけの勢力をバックに、モディ氏は近年の歴代首相の誰をもはるかに上回る権力を握った。だが、BJPに対する国民の支持には大きな偏りがあった。
BJPの下院議席のほぼ7割は、「カウベルト(牛の地帯)」と呼ばれる保守的なヒンディー語圏の北部諸州で獲得された。人口が密集する同地域の14年総選挙における総議席数は226で、BJPはその85%を押さえた。この圧倒的な占有率が全国での勝利を支えた。
だが、ヒンディー語圏の中核地域であるチャッティスガル州、マディヤプラデシュ州、ラジャスタン州での18年12月の選挙結果は、BJPの人気に陰りが出ていることを物語る。BJPは他の地域での勢力伸長を目指しているが、従来の牙城で予想される議席減を穴埋めするほどの上積みは難しいというのがアナリストの見方だ。
要するに、最近まで選挙で無敵の勢いに見えたモディ氏のBJPも、すでにピークを越えて下り坂に入った可能性がある。
「BJPが14年の結果を再現する可能性はごくごく薄いように見える」と、アショカ大学の政治学者ジル・バーニアース氏は話す。「BJPは大規模な連立を組む形で政権に戻り、権力が弱まることになる可能性が濃くなっている」
野党が連携

そうした圧力に加え、これまで分裂していた野党がBJP打倒に向けて新たな連携に動き出している。かつて不可触民と呼ばれたカースト最下層の指導者マヤワティ氏と、「その他の後進諸階級(OBC)」を代表する若手のアキレシュ・ヤダブ氏。このモディ氏のライバル2人が、インド最大の州でBJPが14年に席巻したウッタルプラデシュ州で手を結んだ。他の州でも地域政党が野党連合の結成に動いている。
今後の焦点は、BJPがどこまで議席を減らし、それがモディ氏にとって何を意味するのかだ。モディ氏は指導者として意思決定の権限をほぼ一手に握り、閣僚にほとんど自律性を与えていない。BJPの連立パートナーとなる政党は、悪名高いモディ氏のマイクロマネジメント(強い監督・干渉)を喜ばないだろう。
BJPが200議席を割ることも現実味を帯びてきたとみられている。その場合、連立パートナーはBJP主導の政権を支えることと引き換えに、モディ氏よりも協調的な姿勢の首相を据えるよう求めることができるだろう。超党派の協力姿勢で評判が高いガドカリ道路交通相を推す声は多い。
モディ氏続投の可能性ももちろん排除できない。巧みな戦術で精力的に選挙運動を繰り広げるモディ氏は、演説の能力とソーシャルメディアの活用で知られる。形勢の悪化を意識して、浮動層の支持を取り込むための新たな施しも打ち出している。
モディ政権は最近、公務員採用と大学入学に、宗教的少数派と上位カースト貧困層を対象とする1割の優先枠を設けると発表した。2月1日に発表される政権任期末までの暫定予算で、農家の支援策も打ち出される見通しだ。その一方でモディ政権の閣僚は、首相続投が実現しなかった場合の「混乱」に警鐘を鳴らし始めている。
端的に言えば、インドの19年総選挙は混戦の様相を呈し始め、モディ氏の君臨を当然視することはもうできなくなっている。
By Amy Kazmin