藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

あいまい語を排除せよ。


会議に参加していて、面白くないときに、ふと思う。


なんで面白くないのか、と。


・ 議題自体がくだらない

・ 論点がズレているので無意味

・ 対話者どうしが互いの内容を理解していないので、会議にならぬ

・ 一方的な話で対話がなく、当然会議にはならない

・ 準備不足で議題すら定まらず、無節操で消耗感が強い



そんな原因が思い浮かぶ。


他人の会話はよく見えるものだが、そう言えば。


自分も最近何回か「あれ、今の回答、ハズした?」という事態があったな、と思い出す。(汗)


恐ろしいことに、他人はいちいち「藤野さんさぁ、あの時の彼の発言はこういう意味だよ」なんて教えてくれない。


気をつけねば。



この語句、要注意。


引き続き、退屈な会議中に「何か面白いこと」を探すべく、注意を傾ける。


ふむ。何となく。


意思疎通できない人たち、まず使う「語句」がまずい。

  • ほとんどが
  • 事実上は
  • 実際には
  • 本当は
  • あり得る
  • 方向で
  • こちら側(あちらがわ)
  • 要するに
  • 原則的には
  • 一応、とりあえず


まだまだあるが、「ある」とか「ない」と言えば分かりいいものを



「ある意味、あり得ます」とか

「解決する方向で」とか

「原則的には禁止ですが、」とか。


意味不明だったり。

「要は○○」の「○○」が全然要点になってない。



こちらは「キーワードか!」などと思って身構えて聞くからカクッとくる。


さらに会話はお互いのキャッチボール。


相手の球を受けながら、自在に変化せねばならぬ。


そう考えると結構、高等技術なのかとも思う。

自分の意思を明確に伝え、

相手の反応を正確に捉え、それに応じ、

さらに自分の意思を伝える。


自分の会話を録音して聞いてみたら、赤面するほど適当な(あいまいな)言葉の多さに驚く。


そう言えば、プレゼンテーションの達人、あの大前研一氏でさえ、ビデオに自身を撮って何度も練習した、と書いてあったなぁ。


定点的なチェックをしてみることに。