藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

憲法追加。

難しいことはともかく「収入」とか「借金」とか「年金」とか「ライフライン」とか自分の将来については自分たちがやがては責任を持って考えるのだ、という意識付けが根本的に不足している。

自分にしてもそうだ。
真剣に政治家の言う政策を検討することもなく、また税制のデザインコンセプトもよく知らずにいる。


国税地方税があり、
直接税と間接税があり、
直接税は法人税所得税相続税からなり、
間接税は消費税その他、であり
地方税は事業税、住民税、固定資産税に分かれ……


設計すること


そんな話と、その税収をどんなコンセプトで使い、今後の計画はどうするのか…
あまりにその「経営体」が大きいため、郵政民営化、とか銀行の国有化、なんかにしてもそれが持つ意味や影響を予測できない。


ましてや国全体、となるとどんな意見も「ある側面から見た主張」ということになり、収拾がつかぬ。


伝えきること

または素晴らしく頭脳明晰な人がある「志」の元に制度設計をしたとして、こんどはそれを「国民に分かるレベル」に砕いて伝えられるか。

国民はそれを理解する熱意をもてるか。
それが本当に日本の民度、につながると思う。


こんなことを書いていて、ますますそのような気がしてきた。
タレント議員への人気投票、は政治家も自分たちも止めよう。
ドタバタするだけである。

政治とはそんな一見、不可能とも思える難題への挑戦なのだろう。


環境の「変数」はそれぞれが、時々刻々移り変わる。


道路をどんどん作っていた、またそれが「行き過ぎだとはほとんどの人が思わなかった時代」の税制や財政プランと、高齢者がかつてないほど増加するこれからの制度設計とは全然違うのは当然でもある。


やはり小学校から大学まで、必須の科目として「国家財政入門」というのを作り、今の日本の経営状態を教育する、ということはマストではないか。


納税、教育、勤労にプラスして「国営」というのを憲法に追加。


今ある「難問と、国民との大きな溝」について、長期的に対処する姿勢が必要だろう。

それが大人の義務、でもあると思うのだ。