いつの間にか自殺、のことを自死というようになった。
多分"殺"の字があまりに直截なので、その字を表記することを避けているのだと思う。
(それにしても「メに木に几に又」というただの組み合わせ文字なのに、使い慣れることによってこれほどの影響を出す。文字や言葉とはすごいものである)
1リトアニア
2韓国
3ロシア
4ベラルーシ
5ガイアナ
6カザフスタン
7ハンガリー
8日本(2011年、10万人当たり WHO調べ)
日本以外のメンバーを見る。
ロシア、東欧、アフリカなど旧共産圏が目立つ。
韓国の二位は群を抜いているが、日本の八位も異様である。
EUやアメリカ中国などの、先進国常任メンバーが一人もいないのに、一体どうしたことだろうか。
うつ病と自死は関係が深い、といい、またうつの一番多い国は確かアメリカだったとおもうが、全然上位には登場していない。
国の産業のサービス業化が進めば「うつ化」も進む、という最新の研究があったけれどそれにしても日本人はやっぱり内向的というか、シャイというか、どうしても「籠りがち」なのだろう。
イスラムやカトリックの言う「禁欲」とは別な独特の「ストイック民族」のような気がする。
長年の国の歴史や、(これまでアメリカ以外に侵略されなかった)異様な独立性にはそんな民族の遺伝子が深く関係しているように思う。
そんなことを思っていたらもう一度内田樹さんの本を読み返したくなったので、筆を置きますね。