藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

イノベーションの方法(3)

日経産業より。
ネスレの高岡社長と早稲田の入山教授の対談から。
*[次の世代に]革命は自分で起こす
1人ダイバーシティと言いますが、多様な経験を積むことです。米GEなどは極端で「島流し」のような人事もする。新興国で新規事業立ち上げをやったかと思えば、次は先進国のつぶれそうな子会社の再建を任される。多様な知を経験するから、革新的なことを起こせる。大体GAFAなど時価総額上位の会社の多くはこの30年内にできた会社で、ほとんど変人がつくっている(笑)。一方、日本は変人をつくる教育をしていない。

 一人ダイバーシティ

いい言葉だ。
異業の人と交わるのもいいが、まず自分の中で熱中できるテーマを三つは探したい。
これだってバランスだが「営業と製造と経理」なんかでもいいし「生化学と世界地理と政治」なんかでもいい。
「宗教と教育と経済」「音楽とスポーツと映画」とか。
専門性の追求もいいが、特に一つの会社で上流から風下まで一通り経験すると理解が深まる。
そうしておいて異業の人たちと話をすると面白いことが多い。
自分は最近飲食店のオーナーとよく話すが、実に多様な工夫と悩みがあることに驚かされる。
経営は千差万別で「人は誰一人として同じものはない。」とは有名カウンセラーのの残した言葉である。