藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

過去は変えられる

*[次の世代に]すべてを自分の栄養に。
日経・池上さんの記事より。
私自身の体験からいえることは、「人生には決して無駄な経験などない」ということです。

ぷぷぷぷ。

分かります、池上さん。
50歳を超えれば分かりますとも。
実は「無駄な経験」かどうかは「後の自分」にかかっているんです。
つまり「過去は後から変えられる」ということ。
過去のクズのような自分の姿も。
無味乾燥に勉強も仕事もしていた時代も。
失恋したり怒っていたりした時も。
「それ」をどう使うかはこれからの自分次第なのだ、ということに気づいた途端に景色が変わる。
つまりうまく「過去の経験を解釈」して一番自由な「これから」につなげていくのか、という話だ。
 
だから過去に「いろいろあった」ほうが材料はたくさんあるわけだ。
家族や仕事や恋愛や健康で失敗した!という経験は、全部これからの自分の栄養になる。
いろいろあった人ほど、これからの伸びしろは多い。
反対に、「何もなかった人」はこれからいろいろと経験するように動いたほうがいいだろう。
刺激やインプットがないと、変化は起きにくいものだから。
 
 
経験は必ず役に立つ 働く上で大切なこと(下)
2019年6月2日 17:00
社会に出てから経験したこと、吸収した知識はいつか役に立つ場面がある
地方勤務をすると、東京だけが日本経済を支えているわけではないということも発見できます。世界から注目されるような技術力、アイデアのある有力な中小企業は地方にも多いからです。日本経済を支えてきた有数の工業地帯、石炭産業や鉄鋼産業の歴史を知ることもできます。
近年は大勢の外国人観光客が地方の観光地を訪れています。格安航空会社(LCC)などの就航も追い風になっているのでしょう。地元ならではの観光地や食の魅力をテコに、新しいサービスや商品を生み出すことができるかもしれません。
■人生の経験はマニュアル化できない
私自身の体験からいえることは、「人生には決して無駄な経験などない」ということです。仕事の担当分野が変わったり、新たな取引先を開拓したり、様々な場面に遭遇するのでしょう。そんなとき、学んだこと、経験したことが将来の糧になってくれるはずです。
残念ながら、そうした人生の経験を、あらかじめマニュアル化することはできません。失敗も貴重な経験値です。若者ならではの好奇心やフットワークをいかし、恐れることなくチャレンジしてほしいと思います。
そのうえで日進月歩の技術革新には、注目しておいてください。IT(情報技術)やAI(人工知能)がどんどん進化しています。ブームというレベルではなく、経済や社会の仕組みをも変える大変革期が訪れているのです。
いけがみ・あきら 東京工業大学特命教授。1950年(昭25年)生まれ。73年にNHKに記者として入局。94年から11年間「週刊こどもニュース」担当。2005年に独立。主な著書に「池上彰のやさしい経済学」(日本経済新聞出版社)、「池上彰の18歳からの教養講座」(同)、「池上彰の世界はどこに向かうのか」(同)、近著「池上彰の未来を拓く君たちへ」(同)。長野県出身。68歳。
たとえば平成の時代には、子どもたちもあこがれる新しい職業に「ユーチューバー」が登場しました。間もなく次世代通信規格「5G」による新しいサービスも始まります。好むと好まざるとにかかわらず、技術革新は私たちの暮らしや仕事を大きな変革の波に巻き込んでいきます。
時代の先を読むには、常に情報を捉えるアンテナを張り、感度を高めることが大切です。インターネットがこれだけ普及した時代ですから、大都市と地方都市との格差はほとんどないはずです。関心のあるテーマを広げ、引き出しを増やしていくことです。
技術革新の大きな波は、人生にも、仕事にも大きく影響を及ぼしていくでしょう。そうした膨大な情報からどんな意味を見つけ、新たな変化を予測できるかどうか。その価値を見つけ出す作業はあなた自身にかかっています。大きな変化に備えるためにも、経験を大事にしてほしいと思います。
がんばってください。