男の乳首「チクポコ」

*[次の世代に]隠すか露出か。
日経にしてこの話題。
世間は平和なのでしょうか。
シャツの「乳首の透け」に不満を持った男性が、起業。
クラウドファンディングで下着を開発し、一万円ほどのインナーが完売したという。

 製品はさらに進化し、より薄くより廉価な製品が好評だという。

 
それにしても、日本男性の"乳首シルエット"は女性に超不人気らしい。
知らなかった。
リチャードギアならいいのか。
また欧米の男女はまた驚くほど気にしない。
インバウンドの旅行者の女性も自分の乳首シルエットはあまり気にならないらしい。
 
これってなんなのだろう。
日本人が羞恥心レベルが高いのだろうか。
肌の露出にもっと厳しいイスラムとかとはまた違うのか。
いやむしろ「隠す」から気になるんじゃないのか。
 
一度日本でも「乳首露出運動」とかしてみたらどうだろう。
案外気にならなくなるのではないか。
でも。
「こういうシャツが売れること」が日本という国の美徳なのかもしれない。
さり気ない気遣い、てやつだ。
 
クールビズ時代の「ポコ」対策 男性奮闘(日経MJ
2019年6月16日 0:29
本格的な夏が近づき「クールビズ」を導入する職場が増えた。と同時に、静かに存在感を増し始めるのが、男性の胸元に現れる、アレ――シャツの下からポッコリ浮き上がる乳首だ。職場の身だしなみとしてはNGだと考える女性が多数という。クールじゃない「ポコ」問題を解決しようと、戦いを挑む男たちが現れた。
夏の仕事着としてポロシャツを着る男性も少なくない

「隠す」インナー CFで商品化

「人に見られたくないな、といったん思い始めたらずっと気になって」。川尻大介さん(40)は「ポコ」に悩まされてきた1人だ。
結婚を機に太ったことで、インナーシャツを着てもワイシャツごしに突起が分かる状態になったという。厚手のTシャツを着てみたり、ばんそうこうを貼ったり工夫したが、うまく隠れなかった。地球温暖化も川尻氏にさらなる追い打ちをかける。「既製品のインナーが、どんどん薄くなっていくんです」
浮き出てます……
思いあまった川尻氏は一念発起し、2017年6月にゼロプラス(現・天煌堂、東京・中央)を起業。浮き上がる乳首を隠すインナー「NoPoints(ノーポインツ)」の開発に着手した。特徴はインナーの内側、肩から胸部分に貼り付けたメッシュ生地。素材の凹凸が突起部分「チクポコ」を隠す。
マクアケ(東京・渋谷)が運営するクラウドファンディング(CF)サイトで製作資金を調達。今治市にある衣料品メーカーと組み、ノーポインツの製作を始めた。CFの目標金額を達成した後もマクアケストアで販売を続け、9640円(送料込み)と高額にもかかわらずほぼ完売した。
天煌堂の乳首が透けない男性用インナーシャツ「NoPoints」
「NoPoints」を着用してポロシャツを着ると突起が見えなくなる
ノーポインツを3枚購入した東京都の専門商社役員、飯田大三郎さん(38)は「これで堂々と上着を脱げる」と胸をなで下ろす。これまでは「ポコ」を気にして真夏でも暑さをガマンして上着で隠していた。「ゴルフの際もポロシャツの下に愛用している」と話す。
海外在住の会社員、平田裕さん(38)も「下着にしては高いが、機能性下着という認識」だ。
川尻さんは反響の高さを受け、7日から再びマクアケでCFを始めた。「分厚い」「値段が高い」という課題を解決すべく、生地を薄くした上で隠せる「バージョン2」を製作した。価格も送料込みで7500円に下げ、販売数も前回の200着から8倍、黒とベージュの2色あわせて1600着を用意する。

「本人には指摘しづらい」

仕事着が軽装になり、オフィスでシャツ1枚で過ごす男性が多くなった。と同時に、乳首の「ポコ」が働く男女の間で隠れたホットトピックスになっている。
都内で働く40代女性は、「女性だけの飲み会で『アレ、最悪だよね』と話題になる」と明かす。女性の勤務先はクールビズ推奨。夏はノージャケットが基本なので、なおさら目に付くようになった。「だけど、本人に指摘したことはない。他人だし言いづらい」。
別の40代女性会社員は「ポコ」状態の同僚にやんわりと指摘したところ、意図が伝わらなかったどころか「ワイシャツは本来下着。下に何も着ないのが海外では礼儀」だと逆に諭された。「だったら海外マナーにのっとって上着も脱がずにいてほしい……」とぼやく。
都内在住の塚本泰正さん(30)は「夏場とか満員電車で見ちゃうとちょっと不快ですよね。『うわぁ、出てるなぁ』って」と話し、自身も気をつけようと思うそうだ。
結婚相手紹介サービスのオーネット(東京・世田谷)が5月に20~34歳の男女3255人を対象にした調査では、「夏の身だしなみでNGだと思うもの」として「乳首の目立つシャツ」が堂々の1位に。全体では44%だが女性に絞ると58%にのぼった。女性の冷ややかな目線をきっかけに、男性が自覚する側面もありそうだ。
小久保工業所の「メンズニップノン」で対策を講じる男性も
小久保工業所(和歌山県海南市)のメンズニップノンは3セット189円。「部活動にいそしむティーンエージャーも購入しているようだ」(同社)。グンゼのTシャツ専用インナー「in.T(インティー)」のヒットも、「ポコ」問題に悩む男性の心をつかみヒットにつながった。
これからますます暑くなる。小さいけれど無視できない悩みを解決して、クールな夏を送りませんか?
(松本千恵)
[日経MJ2019年6月9日付掲載]