藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

自分を計る(2)

*[ウェブ進化論]すべてを記録に。
 "eポートフォリオ"という探究型教育が十年後には成果を出すという。
それはとても楽しみだが、もっと「いろいろ記録」の時代がやってくるだろう。
街中の監視カメラはともかく、自分の毎日を記録する「自分レコーダ」の時代だ。
Google Glassみたいなもの(それすら必要ないかもらしい)で、一日中自分の行動を記録する。
睡眠の様子や毎日の起床時間や健康状態なども分かるから、いろんな助言がもらえるだろう。
仕事や勉強していても、(望めば)セールスフォースのように「そろそろメールしてみてはどうですか」なんて通知が飛んでくるのにちがいない。
 
もっともっと役に立つかもしれない。
自分の過去五十年分のデータ蓄積があるとする。
数百年後には何代分もの記録がたまっているだろう。
 
人類は未だ争うことをやめないけれど、そんな記録が色褪せずに溜まっていけばそのうち「諍いをなくす知恵」が生まれる、と思うのは楽観的過ぎるだろうか。
なんだか貧困と戦争のない世界が来そうな気がしてきた。
(つづく)