藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

気づく若者(2)

*[次の世代に]自己否定しない大人たち。
仕事にしてもプライベートにしても「実はそれほどやりたいことをしていない大人が多い」ということに若者が気づいた。
でも家族に聞いても先輩に聞いても「自分の仕事がくだらない」という人は少ない。
なぜか。
たぶん自己否定したくないからだ。と自分は思っている。
政治家にも聞いた。
高級官僚にも聞いた。
メーカーの重役にも聞いた。
IT企業の社長にも聞いた。
みんな「仕事の意義」みたいな立派な話はしてくれるが、でも顔つきがよくない。
中にはどういう暮らしをしていたらこんな「どよんとした目つき」になるのかという人もいる。
みんな生きにくいのではないか。
何かに疲れているのではないか。
実はみんなもっと楽しいことがしたいのではないか。 
大人たちの表情を見て若者は感じていると思う。
だから「適当に仕事を探して、なんとなく働く」のが実はもったいないことだと考えているのに違いない。
現に「やりたいことをして生き生きしている」のは若者に多い。
ともかく働け
ともかく結婚しろ
ともかく家を買え

なんていうことが本当に「スタンダードではない時代」に入っている。

ようやく型にはまった路線から日本人がはみ出し始めたのだ。
たぶん彼らの将来は、案外明るい。