藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

言われるがまま。

*[ウェブ進化論]アドバイスだらけ。
日経産業より。
フィリップスが「睡眠を操る家電」を作るという。
深い睡眠の「徐波睡眠」のときに500~2000ヘルツの音を発生させ、睡眠の質を向上させる
らしい。
「睡眠の深さ」とか「レム睡眠」とかよく話題にはなるが、果たして自分はいつ寝ていつ起きるのが最適かと問われると答えにくい。
10時には寝て4時に起きる「パワー社長型」がいい気もするが、ちょっと息が詰まりそうだ。
お酒も飲みたいし。
 
くだくだ言わないで、寝たい時に寝て起きたい時に起きれば良さそうなものだが、実は「そろそろ寝た方がいいですよ」とか「今起きるのがベストです」とか教えてくれる存在がいたらかなり重宝するだろう。
これからの暮らしは、日常の運動とか、栄養とか睡眠とか服装とか、もちろん健康とか病気とか、なんでもコンピュータがアドバイスしてくれることになりそうだ。
 
仕事でもアポの管理とかだけでなく「あの人と会うべきです」「この人とは付き合わない方がいいですよ」なんてこともあるだろう。
そんな中でいつまで自分の意思を保てるか少々不安だ。
「アレクサ今日は何を食べようかな」とか呟いている自分はすでに危ない。
 
フィリップス、家電で健康管理 睡眠分野など日本で
 
2020年1月21日 2:00
 

NIKKEI BUSINESS DAILY 日経産業新聞

オランダのフィリップスが個人の健康管理に役立つ家電製品を増やしている。2019年末には深い睡眠を促すヘッドバンド製品を日本国内で発売した。海外で展開する他の睡眠関連の製品も日本市場に投入する。健康と技術を掛け合わせた「ヘルステック」の領域を強化しており、電動歯ブラシなど他の家電の機能も健康関連のデータ取得に役立てる。家庭で健康管理できる製品として拡充を図る。

 
オランダ・フィリップスで消費者向け製品を統括するロイ・ジェイコブス上級副社長
19年末に発売した「ディープスリープヘッドバンド」は音波で深い眠りを促す。就寝時に頭と耳の後ろに付けたセンサーで利用者の脳波を検知する。深い睡眠の「徐波睡眠」のときに500~2000ヘルツの音を発生させ、睡眠の質を向上させる。専用のスマートフォン向けアプリから音を出した回数や睡眠の質を示すスコアを確認できる。睡眠時間が短い人でも日中快適に過ごせるようにする。
 
フィリップスは睡眠時無呼吸症候群を治療する医療機器などを手掛けており、利用者の睡眠データからアルゴリズムを導き出した。新製品は健康な個人向け製品の位置付けだ。欧米市場で販売するいびきを改善する製品や自然な目覚めを促す照明といった睡眠関連の家電についても「1~2年後をメドに日本で投入したい」(消費者向け製品を統括するロイ・ジェイコブス上級副社長)という。
 
睡眠領域の製品を強化する背景について、ジェイコブス氏は「フィリップス全社でヘルステックの会社になろうとしているため」と語る。同社は磁気共鳴画像装置(MRI)をはじめ病院向けの診断機器を販売している。
 
家電製品は家庭で過ごすときの健康状態を把握するためのツールと位置付けている。例えばヘッドバンドで記録した睡眠データを医師と共有できれば、病気の診断をより適切にできる。ジェイコブス氏は「世界的に消費者のヘルスケアは大きなトレンドで、自分の健康をきちんと管理したい人が増えている」と話す。
 
すでに扱う電動歯ブラシやシェーバーなども同様の位置付けだ。電動歯ブラシの場合、センサーを通じてどの部分をどう磨いたかというデータを取得。アプリを通じてユーザーに磨き残しの部分などを伝える。より良い歯磨きを促し、虫歯をはじめ病気の予防につなげる。シェーバーならば肌が健康な状態にあるかチェックすることができる。
 
ジェイコブス氏は「扱うすべての家電製品に人工知能(AI)とセンサーを搭載し、製品とユーザーをつなげる」と今後の展開を説明する。「フィリップスエレクトロニクスジャパン」の名称だった日本法人は社名から「エレクトロニクス」を外すなどして健康分野の強化を進めている。
 
(企業報道部 諸富聡)