藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

十年後の自分から今の自分へ(1)

*[次の世代に]これまでを考える。
鴻上尚史さんの言葉が心に残る。
 自分は、十年先から戻ってきたと思う。」多分自分もそんな年齢になっているのだ。
 
で六十六才の自分から。
まて。
なにその高齢者。
まずあんたはリタイヤしてるのか聞きたい。
想像しにくいが、多分まだ何某か働いているのだと思う。(と思わないと話が進まん)
で、その十年後がリタイヤ寸前だとすると今が「最後の仕事の十年」いうことになる。ぎょぎよ。
まず自分に「あと十年ほどでお終いかもよ」と言ってやらねばならない。
なんか無限に働くとでも思っていたらしい。
 
働くのがあと十年程度だとすると、先は短い。
この先のことを考える前に、まず「これまで」を振り返らずに居られぬ。
これまでは何をしてきたのか。
システム開発に関わって三十年あまり経つ。
手掛ける分野は間違っていなかったと思うが、時代がwebの萌芽からクラウド、IoTの隆盛を目の当たりにして"傍観"していたという悔しさがある。
なぜか「web一本槍」に突っ込む気がしなかったのだ。
多分「ビジネスの勘」が良くないのだと自己分析する。
過去十年ごとに「コールセンター」「法律」「福祉」とITの主力分野を変えてきたが、どれもシングルヒット程度だ。
危険なデッドボールも何度もあった。
(つづく)