藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

人の感覚を超えて(2)

*[ウェブ進化論]一線をいつ超えるか。
昨年8K・5G通信の映像を大型ディスプレイで見る機会があったが、実に鮮やかでもはや本物と識別できない気分になった。
海外との「遠隔音楽レッスン」を試してみる、という催しだったがプロの音楽家も「違和感がない」とコメントしていた。
もうそんなレベルに来ているのだ。
 
あのレベルの画像が立体になれば、多分常人の眼力では判別できないだろう。
つまり(まだまだ)鋭いとされている「人の五感」をついに技術が上回る時代が来ることになる。
窓の外の風景も、あえて本物の景色を追求しなくても、スクリーンに海でも山でも宇宙でも映しておけば済む時代は、味気ないようだが楽しいだろう。
 
自分は世界ふれあい街歩きという番組が好きで(特殊な人目線のカメラで撮っているらしい。4K放送です)、それくらいでも十分現地を散歩している気分になる安い男であるが。
「5Gの先」の技術になれば、体感する皮膚感覚も含めて「バーチャルとリアルの本格的な融合」が始まるのに違いない。
今のリアルのサービスが「丸ごとバーチャルに移転する大波」が来るのはその時ではないだろうか。
何事も"一線"を超えたら流れは止まらないものだ。