藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

鶏と卵

*[経営]手順の問題。
採用関係の仕事をしていると(これは本当に昔からそう思うのだが)「良い会社や良い仕事」には、自然に「良い人が集まる」ものだ。
つくづくそう思う。
いつの時代にも人の採用に苦労する会社は多いが、それを解決するのならば、良い会社にするか良い仕事を作るかということが一番の処方箋だろう。
なのでまず「ただの会社」を作ってしまうと、そこから先が苦しいことになる。
つまり事業を始めるときには、最初から良い組織にするとか、面白い仕事を中心にすえるとか、そうした全体のデザインが非常に重要になるのだ。

だから"起業"を目標にしないこと。

事業を始めるのなら、必ず最初に考えてもらいたいことだ。
 
そして無事に起業してから。
特に日本の大企業を見ていると、組織が大きさに比例して意思決定が遅くなる。

最初に面白い仕事を中心にすえ、面白さを感じ続けられる組織を作る。

それができると、ずっと成長する企業になるだろう。

順番を間違えてはいけない。