藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

羅針盤

*[経営]現場にて。
仕事の現場で、営業とか顧客対応などに没頭していると、どうしても「大きい戦略」について考えることをがおろそかになる。
例えば目の前の相手に対して、どんな対応をとればいいか、表現や姿勢を改善できないか、そんな現場の工夫にどうしても関心が寄ってしまう。
 
毎日朝から晩まで接客に追われ、その報告やレビューに時間を割いていては、例えば社会の傾向が動いている今のコロナショックのような時代には方向がずれる可能性が大いにある。
つまりは「週末の数十分」でいいので、ミクロの現場作業から離れて「船のマストの上に立つような視点」で自分の来週を見通してみる機会を作りたい。
また反対に、現場を忘れた経営者には、必ず現場の状況をウォッチする時間が必要だろう。
経営でも人間関係でも同じだが、どちらかを忘れてしまっては、そのうち氷山に衝突してしまう恐れがあると思う。
船は突然止まれない。