藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

権威の衣

*[次の世代に]大人の脚色。
特に偉い人の仕事ぶりを見ていて、特に歳をとってから疑問に思う。
営業マンなら業績に応じて給料をもらったり、公務員なら決まったお給料をもらうということにはあまり不思議さはない。
 
一方若いころは全く縁がなかったので、高級官僚とか政治家とか、大企業の経営者とか、弁護士や医者なども、ぼんやりとイメージとしては「とてつもなく複雑で大きな仕事」をしているのだと思っていた。
ところが実際にそうした世界の人たちと知り合うと、「雲の上の仕事人たち」は実は「雲上のブルーワーカー」なのではないかと思えてくるのである。
 
特に高級だと思われているような仕事は、いろんな意味で「権威づけ」されているので端から「高級バイアス」が強くかかっている。
思うに、それらはそういう"権威"がないと、実は楽しくやれない仕事なのではないだろうか。(疑)
江戸時代の士農工商、みたいなもの(実は一番面白いのは商人だったといわれるが、それでは誰も武士にならなくなる)ではないだろうか。
 
 

若い人は、本当に創造的で、本当に社会性が強くて、そして本当にやりたい仕事を注意深く見極める必要がある。

 大人たちには、ぜひ「創造的ですか?」と一言聞いてみるようにしよう。