藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

優先順位

*[次の世代に]やつの足音。

今年は57歳になるのだが来年は58になる。

56、というとまだそうでもないが"58"となると、もうカサカサッと還暦の足音が聞こえてくるようだ。

別に十進法で繰り上がりの年だからなんなのよ、とも思うが「昭和の時代ならまずリタイア」の年齢に達するというのは、自分の中の固定観念がまだ染み付いている。

思えば30歳になる時も「ウッ」と思ったし40ではもっとウッとなったし。

結局最後まで10年ごとにウッとなりながら生きていくのだろう。

 

先日も現役バリバリの昭和10年代生まれの先輩と話をする機会があったが、もうすでに80歳くらいまでは働く時代に入っているような感じがする。

2025年から突入が始まる「超介護時代」だが、介護要員の不足には「リタイア後は介護する側で20年働く」などというスタイルがこれからは一般的になるのではないだろうか。

 そうした高齢期の過ごし方が根付いてくれば、いよいよ「若い世代からの健康管理」が一番重要なテーマになるだろう。

福祉施設を見ていると、つくづく「自分で動けることの大切さ」を目の当たりにするものだ。

老後に必要なのは何千万もの資金ではなく、自立できるための体づくりなのだと思う。