藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

音編み

 *[音楽]目と耳と。


Goldberg Variations Complete (J.S. Bach BWV 988), with score, Kimiko Ishizaka piano


Glenn Gould plays Bach - The Goldberg Variations, BMV 998 (Zenph re-performance)

バッハの曲を練習していると一声、二声、三声と流れるように聞こえるものが、実は楽譜になるとこんな風に書かれていたのか、と驚くことばかり。

二本の手で三声を弾くのだから「一声分」をどちらかの手で紡ぎながら旋律になってゆくのだが、技術的にも難しいし、その旋律を頭の中で交互に追いながら「どれがアルトよ」と意識するのも大変。

まるで脳トレな感じがする。

さらに指使い。

ベートーヴェン は「指使いこそが最も重要」と言っていたらしいが、それにしてもいろんな運指があり(中には何の表記もない楽譜もあり)指使いを間違えたままでいたら一生演奏ができないような部分もある。

 

それにしてもyoutubeにここ数年でこれだけのコンテンツがアップされているのは驚くばかりで、これから何百年も溜まり続けていくと一体どれほどのものになるのやら。

さらにARやVRだので「過去の芸術家」まで登場してくるのはそう遠い未来のことではなさそうだ。