藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

トラブルの原理

*[次の世代に]万能のセンス。

この世の法律相談を見ていると、つくづく「お金のこと」について考えさせられる。

"そういう眼"で世の中のニュースをみると八割以上は経済の問題である。

恐ろしや。

民法がざくっと"財産法と家族法"に分かれているのは、まさに自分たちの日常が「そういうもの」だということだ。

刑法の絡む事件だって「お金か男女」という切り口でみればほとんどそうだろう。

世の中で起こるトラブルのほとんどが「お金か男女のこと」なのだということを理解している子供はどのくらいいるのだろうか。

 義務教育の道徳の時間に、人種差別や環境問題の話をする前に、何よりも必要なのは「お金と男女の問題」がこれから自分たちに起きるだろうことを、早いうちに教える必要があると強く思う。

知らずに船出した若者たちは、どんどん「そういう問題」に足を掬われる。

 また逆に「この世はカネで支配されている」と勘違いして、ひたすら金儲けに走る危険性は昨日話した通りである。

 

若者たちのほぼ全員が出遭うだろう、困難なトラブルに対して、街の道路標識のように"警告"がたくさん必要だと思う。

だって世の中を見渡しても「そんな問題」ばっかりではないですか。

争いのない世界、というか「あらかじめ予兆を感じるセンサー」を若者に備えてもらいたい。

事前に予想できていれば、かなり違うはずだと思うのだが。