藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

満足(3)

*[次の世代に]同時に知って欲しいこと。

今週はなぜかお金の話についてばかり書いている。

自分の考えることというのは、やはり出会った人たちによる"外部刺激"でずい分変わるものらしい。(だから積極的に人と会いましょう)


コロナ後の最近の様子など、久しぶりに金融業界の人と話をしていると、改めて「お金を中心とした世の中のこと」の詳しさに驚く。

アメリカがどう中国はどうインドがどっちとか、日本株と日銀がどうとか、債券のマイナス金利新興国の通貨のこととか、まあよくこれだけ勉強しているものだと感心する。
そしてこの人たちは、こういうことを毎日毎日「仕事として」続けているのだ。

まあ「お金関係の専門家」である。

はて、果たしてそれって楽しいのだろうか? とふと疑問に思った。

 

世の中、万能に見える"マネー"が行き渡っている。

環境のことも貧困のことも、エネルギーも貿易も政治だって全部「お金」の話である。

だから「お金の勉強」をする材料には事欠かない。

というか大体のことが「お金の話」なのだから。

そしてそうしたお金に魅了され"取り憑かれる人"もこれまた多い。

これはまるで怨霊のようなもので、憑依されると容易には落ちてはくれず、一生そのままの人も多い。

 世の中を生きていくのに、お金の話や知識は必要だが、それそのものが目的になっては本末転倒というものだ。

世の中に起きるトラブルがほとんど「お金と男女のこと」なのと、また「お金そのものはゴールではない」ということは同時に知っておくべき大事なことだと思う。