藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

人称思考(2)

*[次の世代に]自分ファイアウォール

昨日「自分の中に自分を作る」という話を書いたけれど、その後案外使えることに気がついた。

例えばおにぎりが食べたい時に、自分に「おい、オマエに本当に今必要か?」と聞くだけなのだが、完全に「おい、オマエ」と人格を移して思考するところがポイントだ。

 とここまで書いて、尊敬する糸川英夫さんが常々"デ・センター"という名称で「思考を相手に移す」ことを提唱されていたことを思い出した。

これはデセンターの「セルフ・バージョン」である。

 

何か事業を始めるとか、撤退を決断するときには「積極・消極的の両方から検討する」というのはよく言われることだが、これを「自分の中」でやることに意味があると思う。

あくまで自分に問いかけてくるのは「他人」だ。

例えば飲み会にいく時に「おい、オマエ」と問うてみる。

そうすると必要な飲み会はほとんどなくなる。

タバコを吸おうと思ったら「おい、オマエ…」。

多分「吸うべき理由」はない。

それを繰り返して「そういえば要らないな」と思えばシメたものだ。

 

宝くじを買う時「おい、オマエに…」。

多分買わないのではないだろうか。

何もすべて禁欲せよ、というわけではなく。

その問いを乗り越えてでもやりたいこと、を考えましょうという話である。

 

う、夜になると酒が呑みたい…