藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

本当のコロナ後(1)

*[ウェブ進化論]変わる文化。

コロナ騒ぎが時計の針を"50年分くらい"は早回ししたように、自分たちの生活スタイルは変わってしまった。

今になってみると、それまでの習慣が「そのままではいかに変化しにくいものだったか」という風にも思える。

 人間はやっぱり「居心地の良い方」へと流れていくものらしい。

通勤とか宴会とかいうのは「安全」のために吹き飛んでしまった。

経済はもう以前のようには戻らない、という人も多いが自分もそう思う。

思えば「お金をたくさん稼いで、そして使う」これまでのスタイルは、いわゆる"高消費型"で、全く「昭和の名残り」だったのだ。

 今はまだ「対面じゃないと」「料理人の出来立てじゃないと」という人はいるけれど、ここ数年で5Gが普及したり、より美味しい食材が「簡単に家で仕上げられる」ような工夫が進めば、もはや時間をかけてオフィスに行くとか、具材の何倍もの値段を払って料理店に行く、とかいうことがむしろ珍しい時代になると思う。

そしてそれは文化になるのではないか。 

だから「元へは戻らない」のではなくて「新しいところへ行く」と考えた方が良さそうだ。

毎晩「コミュニケーションと称して居酒屋に立ち寄って食事代を使う」昭和の風習がようやくなくなる時代に突入だ。

"巣ごもり"はこれからの文化の始まりと捉えてはどうだろうか。

(つづく)