藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

まったく新しい

*[ウェブ進化論]ありそうで、なくて、すごい。

ほぼ日が新しいスタイルの学校を作っている。

よく識者と言われる人たちが、今の文科省の指導方針を批判しているけれど、まあ自分が見てここ半世紀、何にも変わっていない。

話題になったのはせいぜい「ゆとり」とか「放課後」とか何とか。

そんな中、ほぼ日がアプローチしているのは「古典」とか「戯曲」とか。

大学の教養過程の延長という感じでもなく、つまり「リベラルアーツの専門過程」といった感じだ。

糸井さん自身「一番面白いのは勉強ではなく学びである」と仰っている。

こう言っては何だが、もう70歳を超えた業界の大家である。             

 そして講師の先生たちも「学びは最高の趣味」という。

"最も知的な遊び"ということで、もうこうなると「遊びか仕事か」というような境界は完全になくなっている。

今までになかった、でも今までで最も古い物の一つだったろう「学校」をまったく新しく作り替える。

 「教える」「勉強」「成績」そんな基準をゼロにして「学び」だけを取り出した。

自分にはそんな風に見える。

今できているコンテンツをみれば「ほー」というくらいだが、発想として安々と思いつくことではない。

恐らく糸井さんが、いろんなトップクラスの専門家と話してきて、キラッと閃いたのではないだろうか。

よくよく考えれば、恐ろしい発想と実行力ではないか。

ぜひ今後の成長をウオッチしましょう。