*[ウェブ進化論]現場で起きていること。
昨年から始めた新規事業で、およそ20年ぶりに営業の現場に戻ってきて驚いたこと。
何を隠そう「DX」である。
特にここ1年のコロナのおかげで「全面的なDX化」が進んでいるのを肌で感じる。
「対面」がなくなったのはもう当たり前。
紙の宣伝媒体も、履歴書とか稟議書とかのビジネス系も、紙のプレゼン資料も急速に姿を消しつつある。
これまで「どちらかというとペーパー」という、それでもかなりの支持層が、コロナを契機に"一気に押し流された"感じがする。
そして何より驚いたのが「営業」そのものがデジタル化されそうなことだ。
今はまだ「人が電話する」という部分だけはかろうじて残っているものの、これとていつまであるかどうか、という感じだ。
考えてみれば、相手の時間に突然割って入る「電話」というのは、今考えればかなり野蛮なツールで、テレアポなどは特に嫌われることが多かった。
「それでも電話」という時代は平成にも長く続いたが、この度はどうも違う。
電話営業は死滅するかもしれない。
これからは、営業する方もされる方も、デジタルで。
しかも最前線を担うのはおそらくコンピュータとかチャットボットとかだろう。
無数の営業情報がデジタルで飛び交い、それを無数のコンピューターがフロントで捌く。
そうした「フル・デジタル営業戦」の時代が迫っている。
ストレスのかかる「フロントの営業」が自動化されるのは喜ばしいことだけれど、これからが本当のウェブ進化の時代なのではないだろうか。