藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

偏見の終わり

*[ウェブ進化論]パートナーの時代。

令和の時代になり、またコロナウィルスが流行して、ずい分「これまでの価値観」に変化が出てきたように思う。

例えば自分が社会人になった時代は「下請けの時代」だった。

「メーカーと元請けと下請け」というのはくっきりと"層分け"がされており、それらが交わることはまずなかった。

まあ階級社会のような構造だった。

平成の30年を経て、令和の最近はようやく本当に「階級分けではなくパートナー」という意識を皆が共有できるようになったと思う。

 

以前は「ステークホルダー」という表現も名ばかりで、「客と従業員と同業者と下請けをどうして同様に大事にするんだ?」 といった風潮も今はなくなりつつあるようだ。

 

「より利益を稼ぐ構造を作ったり、規模がより大きいこと、がビジネスの結果ではない」という価値観が急速に広がってきているのだ。

 

特にしがらみのない若い人を中心に。

 

彼らは屈託なく「なぜ規模が重要なの?」とか「利益よりも体験が大事」ということを感じるニュータイプである。

そしてそんなニュータイプがこれからの世代を担うのだ。

自分たちのできるのは「既存の価値観や物差し」を若者にむやみに当てはめないことだろう。

「成功者というのは…」というセンテンスは、もう厳に慎間ねばならないのではないだろうか。