藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

音と人

*[ウェブ進化論]感情と音楽。

音楽と効率の関係。

昔、田畑で農作業をしていた人の「音のお供」は自然の囁きだけだっただろう。

今なら無線スピーカーでBGMかラジオが流れているかもしれない。

 

ホワイトカラーの人もBGMを聞いたり、受験生の「ながら勉強」は昔からある。

さてどんな音楽が適しているのか。

実は無音がいいのでは?

適度な雑音が集中できる、ともいうが実際にはどうなのだろう。

モーツァルトの作品の天才性が作業の効率を上げるとか、胎教にいいとかいうが、果たして本当だろうか。

 

自分は飲食店には演歌よりjazzがいいと思うが、果たしてjazzを流している居酒屋も案外多い。

脳波がどうとか、食べ物と合うとか、あるいは、思索が進むとか。

 

自分が理系の大学生なら卒論か学位論文のテーマにしたいくらい、疑問が浮かぶ。

郷土料理を出す店では、やはりインドやチベットの音楽が流れていると、そういう気分になるものだ。

クラシックはよく流れてはいるものの、実際には聞き込んでしまってあまりBGMには適していない気もする。

 

そのうちにはAIが「哲学している時」とか「提案書を作るとき」とか「疲れてお酒を飲む時」とか「お風呂場や寝床で」とかいう風に、自分に合った提案をしてくれるだろう。

 

その頃には、自分たちの脳波の分析なんかも相当進んで、人の心の動きもある程度コントロールできているような気がする。

 

「心地いい音楽」すら探さないですむ世界は、ちょっと怠慢な気もするが、技術の恩恵とはそういうものなのだろう。