藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

道具の威力を知る

*[次の世代に]金に呑まれず。

少し前に「コロナのお陰で、自分たちは"お金の奴隷"になっていることに気づかされた」というようなことを書いた。

けれどお金というのは、それほどに便利なもので逆に「お金の力があればこそ」できることも多いという点には注意が必要だ。

まあどんな力も「諸刃の剣」ということなのだろう。

お金があれば、人も雇える。

モノも作れる。

オフィスやネットも利用できる。

まったく万能である。

何か新しいことにチャレンジしようとしても「一かバチか」で退路のない挑戦にはとても勇気が必要だ。

そしていつもそんな「捨て身の決断」ばかりしていては、一度の失敗で大きな傷を負うだろう。

 

十分な資金計画があって、余裕を持って見通しを立てられれば、うまくいく確率をあげることもできるだろう。

焦って「火事場の馬鹿力」を出せる人もいるかもしれないが、自分の経験では「窮地の判断」は間違っていることが多いと思う。

 

何よりも大事なのは"冷静さと俯瞰する力"だろう。

貧すれば鈍すとか、貧は諸道の妨げ、というのは身も蓋もない慣用句だけれど、今の社会で活動するのなら抑えておきたいポイントには違いない。

 

そして"お金のゾンビ"にはくれぐれもなりませんように。