藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

健康は自分で

*[福祉]自立支援ということ。

福祉施設を訪問して、職員さんたちの働きぶりをみていると実に感心する。

食事、入浴、排泄、運動、夜勤、レクリェーション、コロナ対策、ケアプラン・・・と、高齢者や障害のある人に対して24時間支援は続く。

最初はそうした仕事ぶりを、ただただ感心してみたいた。

そして気づいたのは「都会の高齢者は運動量が絶対的に足りない」ということだ。

いくら自立支援事業とか、機能訓練とかをしても、一旦ホームに入ってしまえばそこはバリアフリーの世界。

洗濯も入浴も食事も全て自動で提供される。

 

たとえば「田舎の一戸建てに住む高齢者」と比べれば運動量の差は歴然としている。

さらに田舎の人たちは、日中に畑仕事などしている。

 

都会で老人ホームに暮らす、というのはそうした運動機能を徐々に失っていくことにもつながるだろう。

今日本で、男性の健康寿命が72歳、女性は75歳。

平均寿命は男性が81歳、女性は87歳だという。

つまり平均して10年くらいは「寝たきり」とか「認知症」などで介護が必要になっているのが今の世界だ。

2025年問題を皮切りに、これから40年は「初めての超高齢化社会」が続く。

自分もその"高齢化する一人の当事者"なワケなので、「いかにして健康寿命を維持していくのか?」は自分の問題でもある。

 

「健康のための方法」は自分で選び、編み出していく時代になるだろう。