藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

祭りのあと

*[ウェブ進化論]夢とうつつ。

コロナ禍はものすごい勢いで世界中にお金をバラまかせたが、この負債は誰が返すのか、それとも返さないのか。

バラまいたお金が軒並み投資に向かい、ゼロ金利で発行された国債で調達されたお金がどっと市場に溢れ出たと言うことらしい。

いわば「根拠のないお金」が市中に出回ってしまったわけで、「お金そのものの価値」が下がるのは間違いないだろう。

さらに国債や株やその他の資産や高級品の価格も下がる、ということらしいので、慌ててお金を刷ったことが大変な混乱をもたらしそうだがまだどんなことになるか分からない。

 

しかしながら「お金の価値」は下がるだろうが、自分たちの日々の生活が変わるわけではない。

あまりに「お金そのものの価値」が下がるのであれば、既存の通貨から離れて新しい通過に移るだろうことは想像に難くない。

戦後のインフレを見ると、それまでの過剰な債務とそして「決定的に物がなかった」ということだったと分かる。

だから「物の供給」にだけ気をつけていれば、インフレの嵐に巻き込まれなくて済むだと思っている。

つまり金の価値が下がって困るのは、「その過剰なお金で過剰な投資をしてしまった人」なのだ。

 

今の先進国は株式や先物市場とか債券など、「どこまでが実体でどこからが投機行為なのか」ということがとても曖昧になっていた。

 

今回の騒動を機に、実体経済と投資経済を切り離す時代が来たのではないだろうか。