藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

想定する力(2)

*[ウェブ進化論]今からできること。
街中でルーティーンな毎日を中心にして過ごす自分たちは、相当「咄嗟の対応力」がかなり退化している、という話のつづき。
 
それも無理のない話で、普段生活をしていて「急に敵や災害に襲われる」のだとしたら、危なくておちおち外出などしていられない。
かと言って今の生活を「ほとんど自給自足」に戻せるはずもなく。
日常が便利で速くて安全な分、「突然への準備は怠らないこと」しか対策はなさそうだ。
それはともかく。
ビジネスの世界でも「例外とか想定外のこと」というのはよく起きる。
 契約の際には全てを書面にして合意しましょう、というのは基本だが、つまり「そうした合意の事実」がないと、自分たちは「どんどん自分なりの解釈を自分の中に育てて」そしていざ問題が起きたら争い事へと発展してしまう。
 
そして、ビジネスよりも格段に多いのが人間関係だ。
信頼していた友人も、付き合いを深めていくカップルにも、「あらかじめ合意できていなかったこと」は山ほどあるだろう。
「予めの合意」は、まるで「突然襲ってくる災害に対するのと同じくらい」に人間関係においても重要だ。
味気ないが、自分たちがお互いにこだわっている事は、どれだけお互いの信頼があっても、言葉にして確かめておくほうがよさそうだ。
 
夫婦でもカップルでも親子でも会社でも。
多分今からでも遅くない。