藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

アドバイスと経験値

*[ウェブ進化論]失敗データの共有。

失敗は成功のもと、というか「失敗の経験値を貯めましょう」と昨日書いたのだが、それにしてもこうした経験は、人や書物からの伝聞では伝わらないものだ。

仕事でもそうだし人間関係でもまったくそう思う。

自分で転んで、すり傷を作って経験するしかない。

理由は「まったく今の自分と同じシチュエーションの共有」というのができていないからではないだろうか。

世の中に自分と「ほぼ同様の失敗」をしている人が皆無だとは到底思えないから、「お金とか商品とか営業とか」で似たようなケースはたくさんあるに違いない。

ところが「そんなエラー情報の記録」などはないから、「多くの人が似たような原因で似たような失敗をしている」という気がしている。

 

すでにAIは機械学習を使って、工場やインフラ設備などの「故障予測」に実装されているという。

「成功するパターン」を編み出していくことは、まだ少し先の話になるかもしれないが

「多くのエラー情報」が集まれば世の中から失敗が減っていくのではないだろうか。

「その投資は失敗しますよ」とか「その商品単価では利益は出せませんよ」とか。

 

それでAIの判定結果だけを信じて「成功しそうなこと」ばかり選択するようになっては少しつまらないし、それではやはり自分の"経験値"は上がってこないような気がするけれど、どうだろうか。