*[次の世代に]苦痛はそのための過程。
偉人の成功物語にはよくある、「自分にプレッシャーをかけ続ける」話。
なんでそんなことを、とも思うがビジネスマンでも芸術家でも学者でも、稽古事をする人たちは、大概が「そんな人たち」である。
なぜにそんなマゾなのか? と言いたくもなるがそうでもない。
多分、そういう人たちというのは「負荷と成長」を意識して楽しめているのだ。
ただただ自分に負荷をかけ続けたいわけではなく、その負荷には「もれなく成長がついてくる」ということを体感している。
つまり「そういう循環」をすでに身につけているのだ。
だからお金だけで動くわけでもなく、名誉や地位で動くわけでもなく、恐らく純粋に「自らの成長とその先」を見ているのに違いない。
人が長く生きるということは、「人生山あり谷あり谷あり」で、否応なくいろんな経験を積むことになる。
そして大きなプレッシャーがかかるようなときには、実に重苦しく鬱陶しい感じを持つことになってしまう。
けれど、それとともに
もしこの重苦しさが解決されたときには、「どれほどの経験値が自分には備わるだろうか」と同時に思えるようになってくるのだ。
苦痛の時に苦痛を見ず。
その先に成長を見たい。