藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

寓話のように(2)

*[ウェブ進化論]見た目が肝心。

チャンスはごく普通の顔をして現れ、気づかずにいるとそのまま通り過ぎてしまう。

小さなきっかけを見逃さず、気になることがあれば自分から相手に近づいていきたいものだ。

そんなことを千回も繰り返していれば、花開く何かが必ずあるだろう。

寓話の「ほんの小さな親切が、いずれ大恩になって帰ってくるストーリー」は誰もが知っている定番である。

 

そして一方、失敗に転じてしまう"落とし穴"はどんな顔形をしているのだろうか。

多分そいつらは「一見良さそうな顔つきをしている」ことが多い。

労せずうまくいきそうな仕事とか、まだ誰にも知らされていない投資の情報だとか、これまた古典的な手法だが、相変わらず引っかかる人は後を絶たないのはご存知の通りである。

「アフリカの金鉱に投資しないか」と言われればどうにも怪しいが、これが「シンガポールに建つ予定のタワーホテルのシェアビジネスなんだけどさ」と言われるとオオッと反応する。←この時点ですでに落とし穴の淵に立っている。

 

つまり一見良さそうな話というのは「そのほぼ全て」を疑ったほうがいいということだ。

こんな大原則も、ちょっと姿形を変えて目の前に現れると、あっという間に足元をすくわれることになる。(汗)

 

チャンスは逃さず、うまい話には乗らず。

まったく寓話のような結末になってしまった。