藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

シニアに備えて(5)

*[次の世代に]三方よし

シニア世代の人たちが自由にプロフィールを登録して若者の相談に乗るサイト。

仕事に悩む、お金に悩む、家族関係に悩む、子育てに悩む、恋愛に悩む、病気に悩む、犯罪や被害に悩む、老後に悩む。

もうこれほど悩ましい生き物は他にいないに違いない。

それほど自分たちは悩み、苦悩する。

自分で思い悩み、苦悩することは必要だが時には誰かに聞いてもらうだけで整理されることもままあるものだ。

「聞いてもらってスッキリした」というのは誰しも経験があるだろう。

そんな"社会の受け皿"を作れないかと思っている。

 

シニア to シニアにだってニーズはある。

例えばシニアに忍び寄る「認知症」の初期には、当事者の誰もが不安に苛まれるという。

そんな不安を、認知症の経験者や介護従事者が聞いてあげるのも大事なことだ。

 

そしてそして。

若者の閉塞感を受け止めることももちろん大事だが、一番の特徴は「シニアの社会参加」である。

例えば電気/電子とか機械とか半導体とかの専門家が、引退後に何もしていないことも多い。

弁護士でも医者でも考古学者でも、もちろん総務とか経理の叩き上げの人たちでもいい。

埋もれてしまう彼ら彼女らのノウハウが、ネットに乗って少しでも現役社会と繋がれることが最大の価値なのだ。

 

相談者もシニアもサイト主催者もみんな良し。

自分のシニアの仕事はこれだと思っている。