藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

住む場所も正常化

*[ウェブ進化論]変わる土地感。

FIRE(経済的自立と早期リタイア)の話で一番頻出なのが不動産投資らしい。

仮想通貨や資源の先物取引などを挙げる人もいるが素人にはハードルが高い。

そして不動産についても一部屋の区分所有から、一棟買いまで。

さらに地方や僻地もあれば都心だけをねらう、というのもある。

 

今は常識的に「最も手堅い」と言われているが果たしてこれからの時代にどうだろうか。

コロナ禍の影響もあり、自分は「これからの土地利用」の価値観は変わってくると感じている。

都心の価値は無くなりはしないと思うが、地方都市の「自力の良さのある場所」はこれまで以上に人気が出てくるのではないだろうか。

つまりは「個性のない不動産」はかなり価値を落とし「何かの良さを持つ立地」には人気が集まるという"個別化の時代"が始まるように思う。

 

「ただ駅に近い」とか「商業施設の近く」というようなことが指標になるのではなく、「この街に住みたい」とか「この風景が好き」というような人間の感覚的な好き嫌いがこれからの価値の尺度になっていくような気がする。

「都心のコンクリートビルディングは、便利かもしれないが落ち着かない」と思っていた人たちが、どんどん「住み心地」を重視して自分たちの好きな場所に移動をし始めるのではないだろうか。

日本には距離を気にしなければ風光明媚な場所はたくさんあるし、またインフラの質も非常に高い。

 

これからの住まい選びはようやく「居心地のいいところ」が基準になるのではないだろうか。