藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

違う世界と(2)

*[ウェブ進化論]まず「異種」を意識する。

イノベーションというか「何か画期的に新しいこと」を自分たちは常々考えているつもりでいるが、それは案外「井の中の…」であることが多い。

「あそこはレッドオーシャンだから…」とコメントしているコンサルタントさんなんかはまさにそれだ。

知らずに「ある幅の世界」の中だけで考えてしまっている。

 

例えば「子供とか老人とか貧困とか地方とか途上国とか」

あるいは「農林水産業者とか製造ライン工とか研究者とか学者とか」

さらには「政治家とか高級官僚とか公務員とか日雇い労働者とかホームレスとかシングルマザーとか」そうした本当に"多様な現実との混合"が実はできていないと思う。

ホワイトカラーたちが「ホワイトカラー目線で考えている」ような話が多いのではないだろうか。

 

なので「意識して混ぜる」ということが、これからますます重要になってくるのではないだろうかと思う。

そしてそれに役立つのはIT技術だ。

youtubeだけでも相当なことが見聞できるけれど、実際にライブカメラで世界中の人たちと出会うこともできる時代である。

 

大事なのは「意識して混ざる」ということだろう。

業績の傾いた大企業の再建の時に、新しい社長が現場に分け入っていくように。

あえて「異種と交わる」ということを意識すると、自分たちの日常もずい分景色が変わってくるのではないだろうか。

 

これについては自分も試してみるので、また報告したいと思います。