藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

仕事のリアル

*[ウェブ進化論]30代後半からも仕事がない時代に。

転職支援の仕事をしていると、世間の風を肌で感じる。

最近のIT大手の人員削減とか、今本当に求められている人材の姿などがリアルに見えてくるのだ。

新鮮な素材はいつも「現場」にあるのだと思う。

 

ここ数年、IT系の人材は払底していて見つからない、というのが当たり前だったけれどそうした空気も変わりつつあるようだ。

これからはこれまではずっと超売り手市場だった「経験3年程度のプログラマー」の市場が縮む可能性がありそうだ。

それはともかく。

 

深刻なのはシニアの市場である。

はっきり言って「アラフォー以上」になると、極端に採用枠が少ない。

技術がよほど尖っていて「もうこの人しかいない」というようなエンジニアならともかく、またそんな人は少ないものだ。

世間ではようやく「リカレント教育」とか「職業訓練」とかいう話をしているが、現実はそんな付け焼き刃での受け入れは難しい感じだ。

 

エンジニアでも、そうでない職種でも「自分の個性」とか「自分の技術とかスキル」とかを客観的に説明できないと「ただの部品」という風にしか見られない時代になっている。

そしてそのスキルがAIなどの自動化との脅威にも晒されている。

 

つまり「御社のこの部分に必ず貢献できると思っています」というような提案をしていかないと「買って(雇って)もらう時代」というのは終わっているのではないだろうか。

 

年齢にかかわらず自分のことを考えたい。