特に金融系などで大量に人が余り出したようで、シニア前の40代の人から転職活動が活発になっている。
今はIT業界が極端に人手不足なので、プログラムでも書ければ仕事はたくさんあるのだが、そういうスキルを準備している人は少ない。
事務とか経理とか「単品スキル」なので、ピッタリはまる仕事が非常に限られてしまう。
人事部一筋二十年、という人に合う職場はそんなに多くないものだ。
最終的には「一人で起業すること」を念頭において、在職中からイメージしておく必要があると思う。
自分が「一人親方になってお客さんに何ができるのか」を考えてみるのだ。
例えば営業マンなら「すぐに訪問できる会社が100社あります」というのは魅力になるし、経理事務の人なら「VBAとRPAツールを使ってなんでも自動化できます」というのもいいだろう。
ハードルはそんなに高くないからクラウドソーシングのサイトなどを見て「世間のニーズがどんなものか」を把握し、できれば副業で少し始めてみるくらいの積極性を持ちたいものだ。
そうして「複数のスキルの掛け算」ができてくると、今度は魅力が増してくる。
お客の「ニーズの強いことは何か」に日ごろから関心を持っておこう。