藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

全過払い、払い戻しか。


まだ判決などではないが、9月3日から、過払いにさらに追い風。

http://d.hatena.ne.jp/kusunokilaw/20070701

消費者金融に対する過払い金の返還請求は,信用情報上「債務整理」とはならないような取扱になる、とのこと。




つまり、これまで『グレーゾーン金利(15-18%)以上で借りたことのある人すべて』が幾らかの「返還の対象」となるか。

パラダイムシフト


というか、時代の流れ、は恐ろしい。


それまで「一応遵法」で、まっとうに商売してきたサラ金業者が、突如風向きが変わり、今や完全な逆風。


それまでの政治・官僚の見方は忽然と姿を消した。



経済的に見るとムリもない。


弁護士に依頼して「債務整理」する人を一括りに管理せず、

「返せなくなった人」と
「返せるけど、過去の払い過ぎを取り戻すだけの人」に分類するのは当然だ。


「過払い」を取り戻すだけの人はむしろ、これからの優良な見込み客。


リテールの金融とは、そうした機動的な与信があってこそだろう。


とまれ、多重債務に苦しむ人は250-300万人と言われる。


それに、「優良既存客」が数百万人加わっての大きな「過払い」ブームの予感。


2009年まで、金融界の再編と、法曹側の受け皿作りは至上命題。



そのあと、本当の「国民再生」が始まるのだろう。


ニュース一つ一つは短いが、確実にある「ムーブメント」を予感す。



今日も、また一つ。