藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

クレームは最大のチャンスか、あり地獄の入り口か。


年金ダイヤル、回線パンクに素人バイト動員批判。
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_06/t2007062801.html


相変わらず不細工。
素人を使うなんてけしからん、と言われたい放題。


担当の潔さが伝わらぬから、集中砲火を浴びる。

大臣が「まず、電話を取りきるのが先決なので、徹底的に受け付けます。そのための非常事態です。」
となぜ宣言しないか。


そして、慌てず、真摯なマスタースケジュールを発表せよ。


同時に「本当の原因と当事者」も明らかに。


照合作業を依頼する業者も○○データ社と、△△コール社に依頼し、□□□名の体制を敷いております。となぜ宣言しないのか。


今みたいな時は徹底オープンが鉄則だが。


社保庁の「年金記録管理のこれまでの経緯」を見ても一向はっきりせぬ。
http://www.sia.go.jp/top/kaikaku/kiroku/shiryo2-1.pdf


要するに、「ある日突然」事件ではないことが分かる。

紙の帳簿や、
パンチカードや、
マイクロフィルム
などが混在した。


で、昭和60年の年金法改正で「基礎年金」(いわゆる二階建て)が導入されて、「全加入者」を一元管理するために「基礎年金番号」を導入。
それらをデータ化しようとした。



その後「複数の年金手帳番号を有する場合は申し出てもらう」ことにした、と。


結局「網をかけきる方法」が見つからなかったのだ。

資料からは、複数の原因が同時に起こり、データが「ボロボロ」になっていく様子がわかる。



恥の上塗りは続いている。