藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

自分を失わないこと

民主党の肝入りだった国家戦略室が廃止されるという。
で例の経済財政諮問会議、がゾンビのように復活。

正しい判断かどうか?という以前に、ここ五年が「失われた○○」と言われるのは間違いないだろう。
というか、自分たちは二十一世紀になってこのフレーズが大好きになった。
失われた10年」というのが2000年のバブル崩壊のキャッチだったが、それから
「失われた20年」とか「失われた90年以降」とか「失われた戦後」とか色々出てきた。

これからも常に「失われた」と言いながら年を取ってゆくのかと思うと、ぞっとしない。
国の大きな政治のかじ取りはともかく、自分の人生はそんなことを口走って後悔しながらエクスキューズすることのないようにせねば。

国は長生きかもしれないが、自分たちは高だか数十年しか存在しないのだから。

国家戦略室、廃止へ 「間違った政治主導」払拭
2012.12.18 07:17
 自民党は17日、民主党政権が設置した「国家戦略室」を、新政権発足後、廃止・改組する方針を固めた。複数の自民党幹部が明らかにした。
 同室を、民主党政権による「間違った政治主導」を象徴する組織と捉え、政治体制の刷新を図る。
 代わって民主党政権下で休止状態にあった「経済財政諮問会議」を本格起動する。
 安倍晋三総裁は17日の記者会見で「マクロ経済管理をする司令塔の役割を果たすのは諮問会議だ」と強調しており、以前どおり政府と日本銀行が定期的に意見交換する場としても活用。経済立て直しの方向性を打ち出させる方針だ。
 国の事業の無駄を抜本的に見直す目的で設置された民主党政権の「行政刷新会議」も廃止し、改組の方向で検討している。
 国家戦略室は、政権交代直後の平成21年9月に鳩山由紀夫首相(当時)が設置した。
 民主党政権の新鮮さを印象づけ、「政治主導」で政策や予算の優先順位を決定する役割を担う、肝煎り組織とされていたが、民主党内からも、「何をやっている組織なのかわからない」と批判の声が上がっていた。