藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

思考の転換(3)

*[ウェブ進化論]本質を問えるか。

人類が紀元前から望んできたものは、ただただ「安息な暮らし」だった。

もし「その」ための宗教とか、イデオロギーだとか、さらに国境だったりするのなら問題はかなりはっきりしている。

 

改革を地球規模で始めるのは大変そうだが、

まずは世界中の国が「自国民の安全を目指す」ということを第一に挙げればいいだろう。

民族がどうとか、民主国家がどうとか、税金や医療がどうとかいう「お為ごかし」はやめてしまおう。

 

自国民が「絶対に飢えない」「絶対に死なない」「落ちこぼれない」ということだけを約束したい。

そしてそのための税金とか行政の制度設計はなんでもいいと思う。

ダメならどんどん変えていけばいいだろう。

 

重要なのは「既得権益を手放す勇気」こそだ。

今は岩盤の「既得権益族」の人たちも、自分たちの安息が保障されるのなら聞く耳を持つのに違いない。

「新しい制度がいいのは分かっていても動かない」という人たちをどう安心させるのか、というのは今後の政治を行う上で最重要なテーマである。

 

各論に時間を費やして何十年も無駄にしてきたけれど、その無駄も役に立つ。

これからは「コンセプトの政治」の時代がやってくるのだと期待したい。