藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

何度目かのバブルのあとで


IMF管理とかで、新興国の中にはついに「国」でさえ信用力を支えられぬ所が出現している。


♪銀行を 国が支えて 国営化


♪それがダメなら国際化。

もう次はないだろう。

GMとかが倒産したら、アメリカだって危ないし。

それにしても、広いアメリカはまだしも、日本とか、それも高級車とかハイブリッドとか、「そういうニーズ」は拡大はもうしない、ということにみな薄々気づいていながらのこの度だった、という気がしてならない。

いかに「急」でなくソフトランディングさせるか、という話なのではあるのだろうけど、「もうあまり産業発展はない」という観点でこれからの政策とか、選挙とかの話をしないと、まだまだ話がややこしい。

当然、景気対策、とか公共事業、とかいう話でもない。
政府の補助金とか、年金とか、おそらくその辺りにもう寄る辺はないだろう。


いまや公共事業など「最も効率の悪い」景気刺激策ではないか。


もっと単純労働とか、農業とか、安かろうではない製造業とか、勉強とか、そういうものを大胆に促し、優遇する施策を要求したらどうか。

サービス業は「ある水準」からは虚業なのだ。

先進国民だとばかり、「本筋で大事なところ」から目を逸らし、政府を悪者にしていても全く環境は変わらないだろう。


優秀だろう政治家たちが一万数千円を家庭にバラ撒いて、何か良くなる、と疑わぬあたりは信じられぬ。
発送が完全に硬直してないか。

まだまだ社会で働ける、とか
まともな老後の過ごし方を積極的に考えていこう、とか
何かのためでなく勉強するとか。
そんなのが「目に見える形」で示されていけば、消費など放っておいても蘇る。

不安だから、
信用できぬから今みたいになるのだろう。


景気にばかり目がいくから、景気が上向かない。
失業率ばかり見るから、雇用が増えない。
新しい価値観に則った生活スタイル、を創造せねば根本の解決にはならぬ。


これからの大人はそんな「生きよう」を若者に見せていけるかどうかではないか。


頑張らねば。