藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

キーボード受難。


ここ半年でキーボードを三台失なう。
喪失感。
全ては「ながらpc」のせい。
つまり自分のせい。
それにしても今度のはウィスキーのロックをかけたせいか、鍵盤がとち狂ってしまった。
"a"を押したら"as"が。
"b"を押したら"c"が。
"j"を押したら")"が表示。
"こちらで"と打つと"そasとにて@"などと出てしまう。
そして"shift"を押すたびに"]"が出る。
まるでキーボードを一度バラバラにしたような感じである。
キーボード君は泥酔したのだ。


それならそれで、と生半可に表示はされるものだから「新配列」を覚えてやろうと意気込んだのだが、これはこちらが気が狂いそうになった。
余分な文字は(なんと←のカーソルキーがすべて他のアルファベットに変身してしまったので)、すべてマウスで選択し、いちいち「右クリック」して削除し、また酔っ払い鍵盤が表示不能な数字があれば、それはどこか画面上にある表示からコピペしなければならない。
ブログの記事一本書く間に朝から気が狂うかと思った。


ふう。

修理と代替品。


で、頭の中のキーボード配列と戦うことは断念し、朝から量販店に向かう。
○○カメラの店員さん。
「ワイヤレスキーボード、いかがです?」
「うーんワイヤレス?」
「ええ、いいですよ!なにせコードがありませんから…」
「はあ。高いの?」
「ええ、少し高価ですが。私、これ持ってます。」
「へえ。自分で使ってるの?」
「ええ!便利なので、テンキーが別売りですが、テンキーも持ち歩いているんです」
「おいくら?」
「一万三千円です」
「!!!」


ところが、このワイヤレスキーボード、USB経由なのだが、「初動」の反応が鈍い。

というか「最初のタッチ」が反応しないのだ。

なので、ちょっと間が空いたタイピングの度に「あれ?最初の文字が出ていないゾ」となり、打鍵し直し。
これが意外に作業効率を非常に損ねるのには閉口した。
なので常動癖よろしく、常にどこかのキーをカチャカチャ叩きながら「間の空き時間」を待つという非常に妙なクセがついてしまう。
何か行間を考えているときに、常に"jijijiji"などと打ってはback spaceキーで戻って消す、という異常なしぐさを常にしているのである。

三度目の正直


このままでは人格までがヘンになるな、と思っていた矢先に三度目の事故が起きた。
今度は落ち着いていた。
純正のキーボードはとにかく修理に回した。
(それにしてもソ○○の修理部も、「結局修理はできず、新品購入になります。一万九千円です。とはいかがなものか。ハナからもう修理する熱意がないように思える)


再び○○カメラへ。
迷うことなくpc周辺機器の売り場に行き、最も安いキーボード売り場へ向かう。
そこへ店員。
「ワイヤレスキーボードとか、いかがですか」
「いらぬ。断じて要らぬ」
「は?」
「これ使ったことある???アナタ。」
「は?いえ、ないですけど」
「だったら使ってから進めた方がいいよ。けっこう使い物になんないからね。で、これちょうだい。いくら?」
「1480円です…」


かくて「ワイアード」の安キーボードの装着が完了した。
その使いやすいこと!!!
ソ○○の純正品は、画面のスクロールがワンタッチでできないなど、どこか使いにくさがあったのだが、それがない!
それでいて1480円vs19000円である。
メーカーは、今の周辺市場をもう少し勉強するべきだろう。


pc本体も含め、努力する東南アジアのメーカーが既存メーカーを打倒する日は近いのではないだろうか。
単なるキーボードの騒動からそんなことを如実に感じた。