*[ウェブ進化論]合理化のあとで。
ChatGPTの開発者は「AIがなくすのはジョブ(雇用)ではなくタスク(業務)だ」と言っていた。
ところが多くのホワイトカラーの仕事はその”タスクの山”なのだった。
コンサルタントの鈴木貴博さんによれば「すでにAIというかDX化によるホワイトカラーの粛清はインドと中国でどんどん進んでいる」ということで若者層の2-5割は失業しているという話である。
自分は日本企業は「シニアを大事にしない気風の国」だと考えていたが、実はそうではなく「シニア層のリタイアと若年層の雇い控え」という形でじんわりと影響が出ているということかもしれないと思った。
仕事がない時代というのは一見大変そうだが、それが「食べられる無職」ならば少し事情は変わってくるだろう。
そして「思想家とか芸能」の始まりというのは中国や欧州の富裕層が食客を抱えて自由に創作をさせたのが始まりだというから、あくせく働いていた自分たちも何か「本格的な稽古や、ゆっくりとした創作活動」などに勤しめる時代になるのなら悪いことばかりではなさそうだ。
そう遠くない将来、大いに創作活動に精を出せるように今のうちからテーマを色々と考えておいた方がいいのではないだろうか。