藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

伸ばしの効用。

属に「人は足から腐る」という。
つまり満足に歩けなくなると、そこから老化が本格的に始まる、との意である。

同様に、この年にして「人は硬化から老いる」と思う。

ちょうど「筋肉の柔軟」というテーマに取り組み出したのが40歳。
今年で足掛け八年になる。
「人は足から腐る」という諺もあるらしい。

それにしても、年齢を経てからの「ストレッチ」は辛い。
最初にハムストリング(太ももの裏側)の柔軟だけでも一年半!かかった。
最初の頃は、少し伸ばそうとするだけで、まるで「擦過傷ですりむいたような」痛みが走り、それだけで二三日は同じ動きが出来なかったものである。
こんな調子で、俺は大丈夫か?と思ったが、それも半年、一年と続けるうちに"徐々に"伸びて来たのである。

そして、次は股関節。
これも、頑固だった。
なにせ最初は九十度も開かない。
それ以上体重をかけると"コキッ"と音がして股関節が痺れてくる。
そうするうちに、徐々に「内腿の筋肉」を感じて、少しづつ足の角度が開いてくるようになった。
今ようやく150度くらいまで開くようになったが、これには三年余りかかっている。

そして、最後は肩甲骨。
この肩関節のストレッチが出来れば、"足、股関節、肩関節"の三つが揃い、体内の血液循環がスムースになるという。
思えば、それはそうだろう。
足の太ももと、股関節が自在にギュンギュンとしなり、また上半身は片を中心に自由に回る。

ということは、つまり老化とは、そうした「あらゆる関節の交硬化」なのかもしれない。
ともかく、体の要所の関節の柔軟をこのまま日課にして自分の老化度を観察して見たいと思う。

■ストレッチを続けると「筋トレ」にもなる

 高齢者を対象にした運動サークルを指導する実践女子大学の山田茂教授は、「ある女性が腹痛で通院した。調べると数日前の運動での筋肉痛と診断された」と話す。長年の運動不足で筋肉痛の感覚を忘れていたという笑い話だが、そんなあなたも最近、筋肉痛になるほど動いた?

ストレッチは運動として物足りなさそう、と思う人もいるかもしれない。だが、動物から採取した筋肉を伸び縮みさせ続ける実験で、「筋細胞の成長は確認されている」(山田教授)という。つまりストレッチは、柔らかい体をつくると同時に、筋トレの役目にもなるのだ。

運動不足の現代女性が、急にキツイ運動を始めても、体に負担がかかり、長く続けられない。だから、筋トレにもなるストレッチが向く。よく伸ばして、一生太らない体を手に入れよう。