藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

質問boxと買い物リスト。

スマートフォンでいよいよブレイクしているクラウド
もう「データ」と名のつくものはすべて"あちら側"に預けるのが普通になってしまった。
あちら側にあるのは、個人データ、金融情報もそうだし、お気に入りの映画コンテンツや書籍も含まれてしまった。
ローカルの端末にあるのは、自分だけが個別に使いたい「小さなアプリ」ばかりになってしまったのである。

高速なネットワークが「インフラ」と呼べるレベルになってしまったら、データは自分のポッケに入れて持ち運ぶ必要はなくなってしまった。

各社からそうした「データ共有」のソフトは発売されているが、自分は専らever note(無料会員)を使っている。
もう気になるメールはにgoogleに、そしてしばらく使うだろうファイルは(スマホでも使いやすい)ever noteに、というスタイルが定着してしまった。
スマホ+ever noteのおかげで、もう短期の出張にならpcが要らなくなって大変有難い。

特にever noteは昔はブログで使っていたような「アイデアの整理」に重宝している。
そんな中でも、最近イケている使い方を二つほど。

  • 質問ノートにする。

もう二十年来、仕事とか、人との会話で「知らないワード」が出てきたら反射的にメモをする生活をしてきた。
「聞くは一時の恥」である。
それらは、主に「常に携帯してきたノートや手帳の特定の場所」に書くようにしてきた。
手帳の最下段のスペース、とかノートの上部の欄外、とか。
一定期間たまると、それらをいっぺんに調べてみる。
今ならほとんどがgoogleで事足りるが、さらに英英辞書とか、専門のサイトに入り込むこともある。
それらの「質問集」に、evernoteはとても良い。
不明な語句だけではなく、「こんな商品はどうだろう」とか「なぜこの法律は成立したのか」とか「ぜひあの人に聞いてみたいこと」とか、意外に「覚えておきたいこと」というのは数多いものである。
つまりは「それら」を一か所に、しかも確実に集積してゆくことが、オペレーションとしては非常に大事。
スマートフォンに、そんなサービズが加わったことで「かなりの一元化」が図れたと思う。
なにせ「携帯」ですから。
今自分は、専用の質問ノートに「セキュリティ技術のこと」「法律のこと」「ビジネスのこと」の三つに分けて思うままにメモしている。
ちょっと時間が出来たらこれを眺め、アイデアを結ぶことにしている。
まあ「点を線」にするような感じか。

  • 買い物リストにする。

こちらも、絆創膏と濃縮のレモン果汁を買い忘れた、とか、時計の電池やウェットティッシュが足りなかった、とか「それほど重要ではない日用品」を、帰宅時のスーパーの前で思い出すのは意外に大変である。(所帯じみ)
家庭を守る主婦であれば、恐らくは「専用の管理シート」のようなものが存在するのだと思うが、「あ、うがい薬いるな」とか「食品の保存用の袋止クリップが足りない」とか、ほんのちょっとしたことの管理はおっさんは苦手である。
焼酎をソーダ割りにしていて、レモン果汁を切らしていたらとても悲しい。

直前になって必ず慌てる結婚式、葬式の祝い袋や、新札の準備、待っていた新刊本の発行予定日、コンサートのチケット発売日や見たいTVや映画のスケジュール。
意外にスルーしてしまっている「管理したいこと」もこれからはスマートフォンクラウドが管理してくれるに違いない。
こういう使い方こそが「ITの利用」の本分だと思う。
ネットワークゲーム、はあくまで傍流の産物だと思うのである。