ウェブ進化論
昨年はアパートローンとか個人の小口資金を集めた業者の破綻が相次いだ。 こうした分野は早晩、人工知能の格好の的となるのではないかと思うが、「例外規定」を新たに作って不正を働くのは人間が一枚上手なのかもしれない。 それにしても、よほど企業会計に…
アメリカの巨大企業がこれから10年、20年と世界をリードし続けるのか。 それともアメリカの中の、まだ見ぬベンチャーが主役になるのか。 中国や新興国からニューテクノロジーが生まれるか。 日本はどうする。そんなことがこれからだ。 たった30年で、いやた…
広辞苑みたいなサイズの携帯電話を手に「まだまだこれが小さくなるらしいですよ」「わはははは。まさかね」と言っていたあの頃。 有線の電話が無線になり、手持ちサイズになっただけで興奮し「その先」なんて想像もできなかった。 テクノロジーがもたらす未…
格差社会がどうの、とはいうけれど。 iPhoneが発売されて10年になるという。 手のひらサイズのパソコンとネットがこれほどのものになるとは予想だにしなかった。 パソ通とか、初代携帯電話とか、モザイク(ブラウザソフト)とかを見ていたのに。 全然今のよう…
オープンイノベーションという言葉が出現して数年経つ。 けれど何のことはない。 食の世界では当たり前のことだった。 一流料亭も国際的なホテルも、皆レシピは公開している。自分の利得を超えて。 そこには使命感とか、社会性がある。 つまり実は昔から、皆…
もう必ずオフィスにいなければならない、という仕事はむしろ限られている。 会議もネットで済ませられないものは、あまりない。 あと遅れているのはペーパーレスか。 これも規制がどんどんなくなって行くだろう。 そうすると「オフィスの制約」がほとんどな…
「ネットワーク」が、一気に自分たちのライフスタイルを変える時が、遠からず来るかもしれない。 しずしずと「オフィスに出勤」というイベントも薄らいでいる。 「形式として会社にいる」というよりも、ようやく「何をしたか」を評価する風潮になってきた。…
かつてない情報化の時代。 もう言葉や知識をどれだけ知っているか、というのは優位ではなくなった。 時代の歴史を知っていることは大事だが、年表をただ暗記していることの意味はまったくなくなった。ネットでどこまでの情報が得られるか。 wikipediaで一次…
ローマ帝国や桶狭間の闘いの分析もも面白いが、やはり現代だ。 このリアリティがなんともはや。 アメリカには慎みがないとか、中国は品がないとか言うけれど、見ているのはまるでプロレスだ。 プロレスはその「凄み」に魅力があるという。 迫力のあるバトル…
ネットのおかげで「単語や年表を記憶していること」の価値は地に落ちたけど。 逆にこうした知的な記事が、無料でギュッと詰まっているのを発見すると感謝。拍手したくなる。 で、その著者の本を見つけてバンバン購入しよう。 それが恩返しというものだ。 ア…
そもそも「専門職」とか「士業・ライセンス」はその専門性を担保される存在だった。 今でも専門性の高い職種はたくさんあるけれど。 しかし「国が免許を与えるライセンス」がこれからITが代替することは疑いようもない。運転免許も、税理士や弁護士も、教師…
どんどんITが浸透して、今までは「人がやって当たり前」だったことがもう当たり前ではなくなっている。 実現すれば、専門医が何十年もかけて会得する診断技術を、専門外の医師でも高度に再現して患者に提供できるという。 例えば医師の診断。 どこまでが人間…
自分が小学校の頃には、駅の改札にはズラッと「切符を切る人」がいた。 リアルな人間が一枚一枚、パチッと厚紙の切符に切れ目を入れていたのだ。 それが自動改札になり、やがてスイカのような電子切符になった。 深刻な人手不足やネット通販との激しい競合に…
職人を三ヶ月で促成する、という。 それでは職人ではないのでは?といいたくなるが。 「技術革新により短期の人材育成が可能で、かつ需要が旺盛で人手不足で困っている方々が多く、かつ将来的にも安定した成長が見込める分野」というのがキーワードですね。 …
国単位で本当の冷戦が起こるのは30年ぶりだ。 一時休戦となった米中貿易戦争だが、より根深い米中の「新冷戦」はなお世界中を巻き込もうとしている。 リアルでも地対空ミサイルとか戦闘機とかはまだ蔓延っているけれど。 それよりもずっと「ネットの戦い」は…
ツタヤが限りなく本の装丁に近い電子書籍を発売したという。 便利さよりも紙の本ならではの「没入感」を重視したという。 そこまでするのなら、もはや本物の書籍でいいのでは?と思うくらいのこだわりの世界だ。 「今まで電子書籍はNGだったマンガ家の先生の…
昔と違って、多分。 コンピューターが無限に処理能力を持った。 そしてさらにセンサーが「ちっちゃく」なって無限にデータを集めるようになった。 だから、ありとあらゆる業界で「それ!データや!」という話になっているのだと思う。 GAFAとか、一部の超巨大…
デジタル化とか、激しい変化にさらされると、大組織ほど対応に苦慮するのはよくある話だ。 経営論でも「100人以上のユニットはマネジメントできない」という説もある。 それはともかく。島嶼部の小国とか、あるいは20世紀には「途上国」と言われていた国々が…
一生懸命コツコツ整備したインフラが、ある時点を境に必要なくなる。 例えば電話線。 通してしまった道路や上下水道。 郵便局。 そしてそれまで整備が出来なかった途上国が「一足飛び」にサイバー先進国になる。 そう考えると何やら「ただコツコツと」努力し…
ITの最新技術がゲームや映画やおもちゃや家電に利用されるニュースを聞くたびに。 冷蔵庫がしゃべって本当に役に立つのか? 家の外からエアコンや照明を付けるのがそんなに必要か? というおじさん感情が常にあった。 VRなんて遊びでしかないと思っていたが、…
日経より。 「さらばどぶ板営業」。 営業としては「ええっ!」という感じだ。 ところが記事を読んでみて気づく。 実は「やるなら効率的などぶ板を」ということだ。 ともかく絨毯爆撃、とかローラー作戦、などと言って「しらみ潰し」に回るのを営業の美徳とし…
ITがいかに本当に役立つか。 IT先進国よりも、新興国の方が顕著だ。 「一周回って」というやつである。 「モバイルヘルス革命」の震源地、アフリカのスタートアップ11選 ヘルスケア・システムの整備が遅れていたアフリカ大陸で、革命が起きつつある。「モバ…
デザイン家電のamadana社が「CDプレイヤー」をクラウドファンデングで復活するという。 確かに自分の所有する多くのCDが、「もうダウンロードできますよ」という理由で無力になるのは寂しい。ジャケットを被ったCDとか、あるいはレコードに郷愁を覚えるのは…
認知症の人が入院したら「3割の人」が拘束を受けているという。 経管栄養のチューブが何本も繋がれているのも痛々しいが、ミトンの手袋とか拘束衣などは見ているだけで苦しい。 「身体拘束ゼロ」自体を目標にするのではない。患者に関する情報を集め、分析し…
光あるところに影がある。 便利さの裏には危うさが。 悪意のソフトウェアからいかにして身を守るか。例えば。 バックアップを「上書き」ではなく「個別」にしておく。 せめて「1日ごと」にしておけば、昨日の状態には復帰できるわけだ。 「データの流出」に…
認知症の人が入院したら「3割の人」が拘束を受けているという。 経管栄養のチューブが何本も繋がれているのも痛々しいが、ミトンの手袋とか拘束衣などは見ているだけで苦しい。 「身体拘束ゼロ」自体を目標にするのではない。患者に関する情報を集め、分析し…
福祉はどこまで必要か、は議論になって久しい。 アメリカで80年代に、welfare queen(福祉女王)という言い方がありました。 社会保障をもらって裕福な生活をしている連中、といった意味合いです。 こういう言い方をしたり追及するのは卑しいことだ、というの…
別にテクノロジーの話だけに限ったことではないけれど。 未来のことを想像するのって楽しい。 少子高齢化とか、ちょっと暗い未来のこともあるけれど、それとてまだ色んなやりようがあるだろう。ましてや明るい未来のことを考えません? 地下を弾丸カーが走る…
光あるところに影がある。 IT大手が「情報独占」で日々話題になる中、反対の「防衛」も話題になっている。 ネット上のデータを暗号化する仮想私設網(VPN)を実現するスマホアプリを開発。 データ捕捉や、特定サイトへのアクセス禁止をできなくする。 どこか…
便利には危険が必ず付いてくる。 もう怪盗ルパンはリアル世界には出現しないだろう。 具体的には、トラフィックのキャプチャファイル(pcap、saz形式)をEKTotalに読み込ませると、MalwareInfosecが公開している「EKFiddle」や、EKFiddleにないデータを含む…