久しぶりに、友人たちと「ただ談笑する」機会を持つ。
楽しい。
ただただ楽しい。
話題に制約がない。
日常、それなりに仕事をしている彼らには、「それなり」の世界観がある。
それを披歴してもらう。
「専門家の見方」というのは、それほど厳しいものか、と新鮮な思いを味わい。
また、それについて、「一ユーザー」として意見を言う。
忌憚のない質問に、叱責も受ければ、さらに話題も深化することもある。
まあ、ともかく楽しい。
酒も進む。
というか酒というのは、こうした時のためにあるのだろうか。
テンションは上がるが、必ずしも「思考の焦点」はボケてしまうわけではなく、むしろ先鋭化する場合もある。
それこそ酒の勢いもあり、巷の話題から、「自らの人生ごと」の話題にも触れる。
それも楽しい。
タブーはない。
思いのままに語り、意見し、理想を述べてこその友人たちである。
そういえば、そんな関係は学生時代を離れて以来、実は無くなっていることにも気づく。
持つべきものは友人である。