藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

面白がること。

「楽しく学べば忘れない」ってなぜだろう。

人間ってそういうものなのだ。
義務感にかられてやっている仕事。
それはそれで責任をもってやる。
立派なことだ。

責任を果たすかどうか、ということとは一線を画してのお話。

"そのこと"を楽しめるかどうか。というのはなかなかどうして重要なポイントだと思うのである。

生来、自分が好きで勝手に興味の向くような分野ってあるものだ。
昆虫が好き、漫画が好き、絵が好き、機械や化学が好き…
そうした分野は好きこそものの…で放っておいてもいい。

問題は「そんなに好きでもないこと」を「どれだけ楽しんでやれるか」というこじゃないだろうか。

「キミ、今度は倉庫の在庫管理をしてくれ」と言われたとする。
「なんだよ、荷物の管理かよ」と思う人。
最初はみんなそんな感じかもしれないけど。
けど、いざ現場に入ってみたら、そこには無数の人やトラックとか注文の伝票なんかが行き交っている生きた現場だ。

だんだんとその中で「面白いこと」を探してみる。
どんな業者がいつ荷物を持ってくるのか。
出荷の人気商品はどんなものか。
在庫が多いって良いことか悪いことか。
もっと効率的でラクができる仕組みってないだろうか。

今の自分の環境の中で、「そこでの面白いことを見つけてみる」という姿勢が、いつしか当人の「社会人の性格」をも形成するような気がする。
文句ばかり言ってる人は、ずっとそんな感じだ。

何事も面白がるって才能だし、日常を楽しく生きるテクニックなのに違いない。
そういえばこんなことを言ってる人がいた。

「面白き ことも無き世を おもしろく」
先人は偉大である。

朝2分間で記憶力アップ! 中学校長が新・勉強法「人間力高めよう」
2012.8.23 13:53
 脳の性質を利用して記憶力を高める勉強法を分かりやすく解説した図書「30+2分で、夢が実現する勉強法」(南々社新書)を、広島県呉市昭和北中学校の中塩秀樹校長が出版した。学力をつけるためには人間性の向上が必要と力説する中塩校長は「この方法を広く利用してもらい、日本全体で学力、人間力を高めてほしい」と願っている。
「楽しく学べば忘れない」
 中塩さんがこれまでに赴任した中学校、高校で生徒たちと長年実践し、効果を上げた学習の仕方を「休憩10分は、記憶を定着させる秘訣」「睡眠の驚くべき効果」などと具体的に紹介。
 「効果てき面、30+2分の勉強法」にある「朝復習をすると忘れにくい」では、学校に早く来て復習を毎朝30分(5教科を6分ずつ)して、さらに授業開始直前に前時の授業内容をノートを開き2分程度、読みながら復習する-とずばり。これにより記憶が甦り、つながりが明確になり、授業の理解が格段にアップすると説明している。
 「右脳記憶法を使いこなす」では、脳の性質をコンピューターになぞらえて解説。楽しいことは忘れないという性質を利用した授業を体験から紹介している。
 さらに「人間力アップ(道徳)編」では、幕末の多数の志士を育てた吉田松陰の人材育成法を、3つの実践項目として、志を立てる▽友を選ぶ▽書を読むと説明。マザー・テレサの言葉を示すなどして、「美しい生き方」の大切さを訴えている。
 中塩さんは昭和28年生まれ。広島大大学院理学研究科を修了し、呉市の実家「メロンパン」の経営に携わった後、教師になった。呉市立二河中学校、広島国泰寺高校などを経て、賀茂高校教頭、広島皆実高校教頭、呉市立呉高校長、同横路中学校長を歴任した。
 「読みやすいように書いた。親子で読んでほしい」と話している。同図書は全国の主要書店で販売。1冊857円(税別)。